ラクガキショータイム

【対応機種:プレイステーション ジャンル:アクション 発売元:エニックス】

 このゲームの開発元『トレジャー』については、良質なアクション系ゲームをリリースしているメーカーという知識だけで、実際に遊んだのはこのゲームが初めてですが、発売から時間が経った現在でも十分に楽しめています。

---------------

ゲーム紹介

 『ラクガキショータイム』は、3Dのフィールド上を『ラクガキ』風に描かれた2Dキャラが動き回るアクションゲームです。イワを投げたりグレネードを投げたりホーミングミサイルを投げたり、はては

ICBM ※長距離大陸間弾道ミサイル

を投げつけたりして敵を全滅させれば面クリアです。普通に攻撃すること『も』できますが、少なくとも私の印象ではモノを投げる方が楽しいです。

 上に書いたアイテム以外にも、フィールド上にはニコチャンマークの『スマイリーボール』が転がっていて、これも投げつけることができます。何かにぶつかったりするたびに怒りが蓄積され、頂点に達すると『スーパースマイリー』に変化します。これを投げることで、キャラごとに違う『必殺技』を発動させることができます。

 また、『投げ方』にもいろいろ種類があります。通常のホーミング投げ以外にも、投げる相手に対して『同じ』方向にキーを入れることで発動する『まえドライブ』と、『逆の』方向にキーを入れることで発動する『うしろドライブ』があり、必殺技も含めて効果が変わってきます。

 これら複数の投げを駆使しながら各面の相手と闘うことになります。キャラやモノが多くなると『ごちゃごちゃ』して見づらくなることがありますが、これがこのゲームの『味』なのではないかと思っています。ごちゃごちゃしている敵キャラにまとめて『ICBM』をぶちかましたときなどは、かなり爽快な気分だったりします。

 現在の私は『ノーマル』レベルでなんとかクリアできる程度ですが、

など、遊びやすくできていると思います。また、投げ以外の操作についても、通常攻撃やガード、ホーミングいどうなど様々な要素が用意されていまして、現在でもときどき遊びながら腕をみがいているところです。

 が、現時点で一番言いたいことは

恐怖の超コニシキ級メガトンおかん ※マニュアルより引用

こと『ビッグマム』をなんとかしてほしい、ということだったりします。初めて見たときの感想は『なんじゃこりゃ』でした。

---------------

余談

 最近の格闘ゲームについていけない私にとっては、『ラクガキショータイム』のようなアクションゲームの方がとっつきやすかったりします。操作はそれほどむずかしくなく、『やり込み』の要素も含まれた奥が深いゲームと思っています。

 また、制作では試行錯誤があったそうですが、完成されたゲームから開発サイドの『意志』は伝わってきますし、それができるからこそ超大作には出せないような特色が生まれてくるのではないかと思います。大作を否定する気はかけらもありませんが、『小粋な』ゲームがこれからも発売されることを願っています。

---------------

戻る