『本当の意味で』一般向けではないゲームですが、絵的には『ずっといっしょ』以来の個人的ヒットでした。実際に遊んでみても自分としてはいい感じでしたので、紹介など書いておきたいと思います。
『L』は、大学を卒業して時間に余裕ができた主人公が、最後の春休みをどのように過ごすか…といった設定のゲームです。4年間を過ごしてきた街について、実はあまりよく知らなかったことに気が付き、いろいろと歩き回っているうちに新たな『出会い』があったりするわけです。
主人公が住むアパートや通っていた大学がある『瀬乃川町』と、そこから電車で移動できる『羽鳥町』が物語の舞台となっていまして、活動時間のあいだ街の中を自由に散策できるといった、いわゆる『同級生』システムを採用しています。
といっても、移動はマウスでクリックするだけですし、同じ場所で『時間を潰す』こともできますので、あまり難易度は高くありません。途中で選択肢も出ますが、ひっかけもなく素直に選んでいけば大丈夫なようになっています。
登場人物に出会うと会話が進むわけですが、そのとき『ころころと』表情やしぐさが変化するようになっています。笑顔などもいい感じで、オープニングのきれいな歌声もそれに合っていると思いました。ついつい起動させたくなります。
ストーリーは、どちらかというとグラフィックの印象と同じく『あっさり』した感じになっています。それぞれのシナリオはあまり長くはありませんが、私としては長さのわりには登場人物が巧みに描かれているように感じられました。あと『えっち』シーンの状況も『おいしい』要素をうまく持ってきている気がします。
ただ、あまり長くないだけに『ご都合主義』な部分はどうしても残ってしまっている気がしました。いずれもきっかけがあるとはいえ、一面識もなかった相手と親しくなってゆく過程は、遊んでいてちょっと気になってしまった部分です。
それと、『瀬乃川町』と『羽鳥町』とで登場する人物がきっちりと分離されているのが気になりました。なので『羽鳥町』には行かないで『瀬乃川町』だけを歩き回っていてもかまわなくなっていて、ここは関連を持たせてもよかったかもしれません。といっても、それをすると『同級生2』のようにむつかしくなる可能性も高いのですが。
『羽鳥町』で登場する女性についての攻略チャートです。何となくクリアしていない方が多そうな気がしましたので、ちょっと作ってみました。
指定の場所に早めに行って、『時間を潰す』を選べば確実に会うことができます。これ以外に選択肢も出てきますが『積極的』な行動を取れば大丈夫です。
企画商社に勤める、負けん気の強い年上の女性です。かわいらしい一面もあったりして、現在のところ私の一番の『お気に入り』だったりします。
場所 時間 1 羽鳥駅 12:00〜 2 オフィス街 19:00〜 3 羽鳥青空公園 19:00〜 4 オフィス街 19:00〜 【↓は23日以降】 5 ジョイパーク(中に入る) 18:30〜 6 オフィス街 13:00〜
水泳のインストラクターをしている、主人公と同い年の女性です。スタッフロール後のエピローグでは、かなりの『お約束』を見ることができます。
場所 時間 1 デパート街 18:30〜 2 スポーツセンター 17:30〜 3 デパート街 18:30〜 4 スポーツセンター 15:00〜 【↓は24日以降】 5 デパート街 18:30〜 6 デパート街 18:30〜