キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛

【対応機種:プレイステーション2 ジャンル:対戦格闘 発売元:バンダイナムコゲームス】

 週刊少年ジャンプやジャンプコミックスで『キン肉マン』を愛読していて、ちょっとでも格闘ゲームを遊んだ経験があれば、連載されていた当時の『必殺技』や『返し技』が再現できることに魅力を感じると思います。攻略本を読んでいるだけでも楽しめます。

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ゲームシリーズ

 『キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛』は、2008年9月25日(木)に発売されました。Wikipediaでもまとめられていますが、アーケード版『マッスルグランプリ2』を移植した『キン肉マン』と『キン肉マンII世』の対戦格闘ゲームです。

 初代の『マッスルグランプリ』は、プロレスゲーム寄りだった『ジェネレーションズ』を、アーケードへ移植するプロジェクトとして始まったとのことですが、ゲームシステムは根本から作り直されています。アーケード版の初代や2と、プレイステーション2版との関係は以下のようになっています。

 初代を移植した『MAX』には『七人の悪魔超人編』と『黄金のマスク編』をポリゴンで再現した『ストーリー』モードが魅力ある一方で『特盛』にはアニメの名場面をカードで集めていく『コレクション』が実装されています。また『特盛』は、かつてのファミコン版『マッスルタッグマッチ』と『キン肉星王位争奪戦』を、当時のまま遊ぶことができます。

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キャラクター

 登場する超人は、初代『マッスルグランプリ』の16人から『マッスルグランプリ2』では合計39人まで追加されています。『テリーマン』→『二代目キン肉マングレート』など、カラー選択によっては外見が変化する超人を含めると、以下のようになっています。

 名前初代MAX
特盛
備考
キン肉マン七人の正義超人
テリーマン
二代目キン肉マングレート
ロビンマスク
ラーメンマン
モンゴルマン
救世主(メシア)
ウォーズマン
クロエ
ブロッケンJr.
ウルフマン
ペンタゴン四次元殺法コンビ
ベンキマン 
10ジェロニモ× 
11ステカセキング×七人の悪魔超人
12ブラックホール×
13ミスターカーメン×
14アトランティス×
15ザ・魔雲天×
16スプリングマン×
17バッファローマン
18スニゲーター×悪魔六騎士
19プラネットマン×
20ジャンクマン×
21ザ・ニンジャ
22アシュラマン
23サンシャイン
ニュー・サンシャイン
24悪魔将軍悪魔超人最後の刺客
ゴールドマン
25キン肉万太郎キン肉マンII世
26テリー・ザ・キッド×
27ケビンマスク
28ジェイド×
29チェックメイト×
30スカーフェイス×
31イリューヒン×
32バリアフリーマン×
33キン肉マンビッグボディ××運命の五王子
34キン肉マンマリポーサ××
35キン肉マンゼブラ××
36キン肉マンソルジャー×
37キン肉マンスーパーフェニックス××
38ネプチューンマン××ヘル・ミッショネルズ
39ビッグ・ザ・武道××
ネプチューンキング

 ペンタゴンの『ストップ・ザ・タイム』やネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道の『クロスボンバー』など有名な『必殺技』は一通り再現されていますし、たとえばキン肉マンの『超人絞殺刑』やステカセキングの『三年前のキン肉マン』や悪魔将軍の『ヨガポーズ』など、なつかしく思う技に加えて、本編では見られなかったキン肉マンビッグボディの『メイプルリーフクラッチ』も名前の通りの形に固める必殺技として実装されています。

 そして『返し技』も充実していまして、以下の超人が相手の技に合わせてコマンドを入力すると発動します。原作通り『順逆自在の術』は使える超人も多く、楽しいです。

 名前返し技条件
キン肉マン阿修羅バスター返しアシュラマン限定
ラーメンマンキャメルクラッチ返しブロッケンJr.限定
モンゴルマン
救世主(メシア)
ブロッケンJr.見よう見まねの順逆自在の術 
ペンタゴンクロノスチェンジ 
バッファローマン6を返すと9になるキン肉マン限定
ザ・ニンジャ順逆自在の術 
悪魔将軍キン肉ドライバー返しキン肉マン限定
ゴールドマン
ケビンマスクキン肉ドライバー返しキン肉万太郎限定
スカーフェイス6を返すと9になるキン肉万太郎限定
10キン肉マンゼブラグッバイキン肉ドライバーキン肉マン限定
11キン肉マンソルジャー順逆自在の術 
12ネプチューンマン掟やぶりのロビンスペシャルロビンマスク限定

 『アーケード』モードではランダムに対戦が行われて『マッスルグランプリMAX』では悪魔将軍が、また『マッスルグランプリ2 特盛』ではキン肉マンスーパーフェニックスが最後の対戦相手になります。バトルステージも『田園コロシアム』など原作通りです。

 私の場合、いわゆる『昇龍拳コマンド』も得意ではないレベルのため、出しにくい技も多いですし、繰り返し対戦しないと勝てないこともありますが、難易度やラウンド数は『コンフィグ』で自由に変更できますし、コントローラ設定から『複数ボタン同時押し』を設定して超必殺技を出しやすくできるなど、レベルに合わせて遊ぶことができます。

 もし続編があれば、ネプチューンマンの『ザ・サムライ』コスチュームや、初代キン肉マングレートとプリンス・カメハメ、ティーパックマンやペンチマン、そしてベストバウトと確信している『レオパルドンとマンモスマン』など、希望はかぎりないですが『マッスルグランプリMAX』のストーリーモードと『マッスルグランプリ2 特盛』の運命の五王子とヘル・ミッショネルズで、長く遊べるゲームとして一つの『完成形』に達した印象も。

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参考文献

  1. キン肉マン マッスルグランプリMAX 超人格闘奥義大全 (集英社)
  2. キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛 完全無比ガイド (集英社)
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